【ドメイン】

米VeriSign、ドメイン名の“キャンセル待ちサービス”提供へ

■URL
http://corporate.verisign.com/news/2002/pr_20020104.html

 大手ドメイン事業者の米VeriSignは4日、ドメイン名データ管理技術の米SnapNamesから「Parallel Registry」技術のライセンスを受け、登録が取り消されたドメイン名を取得できるようにするサービス「Wait Listing Service(WLS)」を提供すると発表した。

 このサービスは、ドメイン名の有効期限が切れた場合、その登録権利を確保できるもの。SnapNamesは、VeriSignの「.com」および「.net」のレジストリアーキテクチャに合わせてサービスをカスタマイズし、全てのICANN認定レジストラ(ドメイン登録事業者)にWLSを提供できるようにする。

 現在、このような待機リストサービスは、レジストラレベルでは導入されているが、ドメイン名を取得するためには他のレジストラと競争しなければならない。WLSではレジストリレベルで導入することで、全てのレジストラが平等に利用可能になるとともに、申請者はドメイン名を事実上確保できるため、効率を高めることができる。

 VeriSignは既に、全てのICANN認定レジストラにWLSを提起しており、1月18日までコメントを受け付けている。さらに1月18日以降、他のレジストリやDNSO有権者のコメントを受け付ける予定だ。

 この新サービスについて、SnapNamesのRon Wiener会長兼CEOは「これは、全ての登録者に平等かつ先着順に、適切な価格のサービスを保証するというもので、業界にとっては前向きな動きだ」とコメントした。

(2002/1/7)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp