【業界動向】

米Webshots創業者、米Excite@HomeからWebshotsを買い戻す

■URL
http://www.webshots.com/

 米Webshotsの創業メンバーは4日、破産申請している米Excite@HomeからWebshots自身を買い戻したことを明らかにした。この取引はすでに破産裁判所によって認められており、買い戻す金額などの詳細は明らかになっていない。Webshotsのすべての資産は11日に正式に創業者たちのところに戻ることになる。

 Webshotsは、自分で撮ったデジタル写真をPCの壁紙として簡単に利用できるソフトを開発しており、Webにアップロードした写真を家族や友人と共有したりできるサービスを展開していた。日本でもエキサイト株式会社の提供する「エキサイト壁紙」において一部のサービスが利用できる。

 Webshotsは1999年10月にExcite@Homeによって約8,250万ドルで買収された。Webshotsは成長続け、最近では1,600万もの写真がWebshotsのサイトで管理され、熱心な利用者によって毎日7万枚の写真がアップロードされてきていた。

 Webshotsの創業者でCEOでもあるAndrew Laakmann氏は最後の数カ月間ユーザーが温かく支持してくれたことに感謝を述べた後、「Webshotsを買い戻したことによってわれわれは写真を共有し共に楽しみ、便利でエキサイティングで楽しい経験ができる場所を作ることに専念したいと思う」とコメントした。また社長でCOOであるNarendra Rocherolle氏は「我々はWebshotsの製品やサービスを強化し拡張するためのアグレッシブな計画を持っている。アナリストたちによると今年400万人もの人がデジタルカメラを所有するようになるため、成長のポテンシャルは巨大だ」とコメントした。

(2002/1/7)

[Reported by taiga@scientist.com]


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