|
|
■URL
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/j/js.gigger.a%40mm.html
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=JS_GIGGER.A
 |
|
シマンテック「Gigger」のサイト |
株式会社シマンテックやトレンドマイクロ株式会社などのワクチンベンダー各社は、新種のウィルス「Gigger」を危険度が高いとして、警告した。シマンテックでは、「Gigger」のダメージと感染力を「高い」としている。
ウィルス「Gigger」は、「JavaScriptで記述された」単体で動作する一個の独立した不正プログラムで、「Microsoft Outlook」や「mIRC」を介して感染を広げる。JavaScriptを理解できるブラウザーであれば動作可能となることから、IE以外のブラウザーを利用していても感染する可能性がある。またメールで送信されてくる場合、「Gigger」は、ファイル名「MMSN_OFFLINE.HTM」というHTMLファイル形式で送信されてくることから、うっかり展開しないような注意が必要だ。
「Gigger」感染後の具体的な活動は、メールやIRCを利用して自身のコピーを頒布するワーム活動を行なう。また、感染先コンピューター上に存在する全ファイルを削除しようとし、そのコンピューターが正常に再起動した場合には、Cドライブをフォーマットしようとする。これらのことから、感染後の危険度は高い。
シマンテックなどのワクチンベンダー各社によると、「Gigger」は現在、被害報告は少ないものの、その破壊性の高さから危険度を高くし、警告を促しているという。
(2002/1/15)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]