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■URL
http://www.justsystem.co.jp/
株式会社ジャストシステムや日本アイ・ビー・エム株式会社など、PCメーカー及びソフトメーカー11社は共同で、エンドユーザーがパソコンを利用する際に発生するマルチベンダーによるトラブルや問題の解決を目的とした組織「ITカスタマーサポートコンソーシアム(以下、ITCSC)」を1月16日に設立したことを発表した。理事として参加している企業は、日本電気株式会社や株式会社日立製作所、富士通株式会社など11社となっている。
ITCSCは、実証実験「マルチベンダーWebFAQソリューションシステム(以下、ITCSnet)」を通じて、よりスムーズな問題解決の方策を検証し、サポートサービスの事業化を目指すという。この実証実験は、経済産業省の支援の基で情報処理振興事業協会(IPA)からの受により行なうものだ。実験対象は、メーカー10社「富士通、日本電気、日本IBM、エプソン販売、キヤノン販売、アイ・オー・データ機器、メルコ、マイクロソフト、アドビシステムズ、ジャストシステム」の売れ筋製品に絞って行なわれる。なおこの実験は、2月に集中的実地検証が行なわれる。
実験では、検証実施者であるユーザーやメーカーサポート担当者がインターネットを通じて「ITCSnet」の実験システムを利用し、「マルチベンダー間でのFAQの制作」や「マルチベンダー問題を『たらい回し』にしない方法の検証」などを行なう。なお、実験の結果は、2002年3月中旬に経済産業省に提出される予定だ。
ジャストシステムによると「現在のPCには、単一のハード上の問題だけでは解決できず、PCとプリンターの製造メーカーが異なる場合など、ユーザーがたらい回しにされてしまう可能性もある。今回の実証実験では、経済産業省が中心となり各メーカーが協力する形で、このようなユーザーの問題点を浮き彫りにするために行なわれる。経済産業省に実験結果が報告された後は、ITCSCは一度解散し、その後、株式会社化されるなどの方向が一例として考えられている」という
(2002/1/16)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]