【新製品】

トップレイヤー、ネットワーク攻撃防御の専用機器を発売

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http://www.toplayer.co.jp/

 トップレイヤーネットワークスジャパン株式会社は17日、DoS攻撃などネットワーク攻撃に対する防御専用のファイアーウォール製品「Attack Mitigator」を3月1日から出荷すると発表した。価格は100Base対応の「Attack Mitigator 3541」が160万円、1000Base対応の「Attack Mitigator 3542」は280万円程度となっており、主に企業のネットワークが対象としている。

 ネットワーク攻撃に対する防御策には、ファイアーウォールを設置してパケットを検査する方法がある。しかし、アクセスラインが高速化するに伴いファイアーウォールを通過するパケットも増加し、膨大な負荷がかかっていた。そのため、ネットワーク攻撃に対する防御の専用機が必要となってくる。

 Attack Mitigatorは、インターネット側のルーターと既存のファイアーウォールの間に設置して、ファイアーウォールの内側をネットワーク攻撃から防御をする製品だ。具体的には、同一クライアント(IPアドレス)からのセッションが短時間に一定回数を越えるなど不審なパケットを検知してそれを破棄。DoS攻撃のほか、NimdaやCodeRedなどのワームからネットワークを防御する。

 トップレイヤーによると、広帯域のADSLやFTTHが普及してきており、これらが攻撃用の回線として使われる可能性が高いとしている。また、CodeRedやNimdaなど攻撃方法も多彩になっており、Attack Mitigatorはこれらの新しい攻撃方法に対しては、防御のための設定方法やファームウェアの公開によって対処できるとしている。

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(2002/1/17)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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