|
■URL
http://www.aeanet.org/PressRoom/idmk_CyEd2002_National_release.asp
米ハイテク業界団体の米電子協会(AeA)は15日、高校までの科学技術教育に関する報告書「CyberEducation 2002」を発表した。同報告によると、2001年には94%の学校がインターネットに接続しており、学生7人に対してインターネットに接続したコンピューター1台の割合となっている。1998年には学生20人に1台の割合だったが、この3年間でインターネット環境が大幅に改善されたことが明らかとなった。
学生1人当たりのインターネット接続コンピューターの台数については、州別ではサウスダコタ州、ワイオミング州、ネブラスカ州およびノースダコタ州が上位を占めている。これらの州では、学生5人に1台以上が割り当てられている。反対に、コンピューターの台数が最も少ないのはカリフォルニア州で、学生10人につき1台の割合、続いてルイジアナ州の9人に1台となっている。
なお。数学に習熟してる生徒は、8年生(中学2年生)ではわずか27%の割合だが、1990年の15%に比べると大幅に上昇した。また、8年生のうち科学に習熟している生徒の割合は、2000年には32%で、1996年の29%からやや上昇している。
この調査結果について、AeAのWilliam T. Archey会長兼CEOは「ハイテク業界は将来の労働力を確保するために教育の向上に大きな関心を持っている。我々の企業が繁栄するためには、大学の教育を受けた熟練労働者が必要だからだ」とコメントした。
(2002/1/18)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]