【事業計画】

米eBayが料金体系を変更、米国などで1月31日から落札手数料を値上げ

■URL
http://www2.ebay.com/aw/marketing.shtml
http://pages.ebay.com/community/news/price_increaseFAQ.html

 米オンラインオークション最大手のeBayは16日、料金体系を変更すると発表した。1月31日より、落札手数料の値上げ、200ドル以上の商品への予約手数料の追加、出品者が商品の即売価格を設定できる「Buy It Now」機能の有料化、自動車カテゴリでの出品料と落札手数料の値上げを実施する。

 新たな料金体系は、米国およびニュージーランド、シンガポールで適用され、オートラリアやカナダ、アイルランド、スウェーデン、英国では落札手数料の値上げと予約手数料の追加のみが2月1日以降に適用される。日本を含む他の国には適用されない。

 eBayは料金体系の変更について、「我々は料金の値上げがユーザーに直接影響を及ぼすことを認識しており、コミュニティへの影響を考慮せずに値上げを実施するわけではない。今回の値上げによって、当社は技術やマーケティング、顧客サポートなどに多額の投資を行なうことが可能となり、活気のある市場を作り続けることができる」と説明している。

 同社と競合する米Yahoo!も昨年11月、出品価格に応じた料金徴収から落札額に応じた料金徴収へと料金体系を変更している。Yahoo!の新しい料金体系では、eBayの料金よりも安く設定されており、eBayの値上げによって料金格差が広がることになる。

 なお、eBayが15日に発表した2001年の決算は、売上高が74%増の7億4,880万ドル、純利益が89%増の9,150万と好調で、料金の値上げは今後の収益拡大に貢献しそうだ。

(2002/1/18)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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