【実験】

JR東日本、“インターネット対応次世代通勤電車”の試験運用を2月開始

■URL
http://www.jreast.co.jp/

 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は28日、インターネット接続などに対応した次世代通勤電車「AC(Advanced Commuter)トレイン」の試験運行を2月上旬より開始すると発表した。

 ACトレインは、車内配線の削減、騒音、コスト削減などが図られた次世代の通勤電車となるが、注目は、インターネット接続への対応である。ACトレイン試験車は、5両編成のうち1両がインターネット対応となる。車両には「インターネット対応座席」が用意されており、接続用の端末が用意されている。また、無線LANのアクセスポイントやイーサーネット接続口、コンセントなども設置されており、ノートPCやPDAからの接続も可能となっている。提供されるサービスは、車内のサーバーに蓄積されたコンテンツのみの閲覧とは異なり、インターネット接続全般となる。車内向けのコンテンツとしては、運行情報や乗換情報、旅行に関する情報が提供される予定だ。なお、電車とインターネットの接続方法については今後も試験の中で模索していくという。

 JR東日本では、2月上旬から川越電車区での試験運行を開始し、その後山手線への投入も検討しているという。

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(2002/1/29)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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