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■URL
http://www.borland.com/about/press/2002/cpp_appstrategy.html
米Borland Software Corporationは28日、2002年の同社のC++に関するRAD環境戦略について発表した。
それによるとBorlandは今年前半にもLinux上のC++RAD開発環境を発表するほか、今年中にWindowsプラットフォーム上でWebサービスアプリケーションを開発できるRAD開発環境「Borland C++Builder6」も発表する予定だ。Borlandはプレスリリースの中で「Borlandは、C++のRADソリューションにWebサービス機能を搭載する最初の企業となる」とコメントしている。これら開発環境ではC++によるLinux/Windowsのクロスプラットフォーム開発が実現する予定だ。Borlandはすでに発表している「Delphi」と「Kylix」でLinux/Windowsのクロスプラットフォーム開発を実現していたが、使用言語はObject Pascalだった。
米調査会社IDCの調査によると、C++は現在260万人の開発者がおり、世界で最も多く使われている言語だという。C++のWebサービス開発環境としては、Microsoftが発表している「Visual Studio.NET」、またSun Microsystemsが発表している「Forte」などがあるが、両方とも自社が推進しているWebサービスの機能を主にサポートしている現状がある。第3の選択肢としてBorlandが参入すること、そして人気の高いBorlandのRAD環境でWebサービスによるeビジネスアプリケーションを容易に構築できることは開発者にとってまたひとつ選択肢が増えることになる。
なお、Borlandは携帯電話などSymbianOSプラットフォーム上のC++開発環境を今年中に発表する計画も明らかにした。
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(2002/1/29)
[Reported by taiga@scientist.com]