【サービス】

米Verizon Wirelessが米国初の3G通信サービスを開始
~サービス地域の20%で提供

■URL
http://news.verizonwireless.com/

 米携帯通信サービス大手のVerizon Wirelessは28日、米国東部と西部の主要都市で、「1XRTT」ネットワークを使った商用サービス「Express Network」を開始したと発表した。米国で3G携帯電話が商用運用されるのはこれが初めて。同サービスでは高速通信サービスを提供し、Webサイトの閲覧やストリーミングビデオなどを利用できるようにする。

 Express Networkのデータ転送速度は平均40~60Kbpsで、最高144Kbps。ユーザーは、同サービスに対応する京セラ製の携帯電話「Verizon Wireless 2235」や、米Sierra Wireless製の通信カード「AirCard 555 PC」を用いて、データ通信やインターネット接続、企業ネットワークへの接続を利用できる。

 同サービスは既に、Verizon Wirelessのサービス対象地域の20%で提供されており、5,300万人以上の米国人に到達可能だという。サービス対象地域は米国北西部のノーフォーク、ワシントンD.C.、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンおよびポートランド、メイン、カリフォルニア北部のシリコンバレーとサンフランシスコベイエリア、およびソルトレークシティ。

 3Gサービスの開始について、Verizon WirelessのCTOを務めるDick Lynch氏は「Express Networkの開始は、無線通信市場において他社との差別化を進めるものだ」とし、「今後Express Networkを拡大し、2002年末には米国人口約2億2,200万人の大半が利用できるようにしたい」と語った。

(2002/1/29)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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