【調査結果】

固定電話離れで米国電話会社は2006年に88億ドルの損失~米調査

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http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,682,00.html

 Forrester Researchは29日、消費者が低料金の携帯電話やブロードバンドに移行するにつれて固定電話離れが進み、2006年には米国の電話会社は88億ドルもの損失を被ることになるとの調査報告を発表した。現在、米国家庭の1.7%が固定電話から携帯電話やブロードバンドに切り替えており、2006年には米国家庭の11%に当たる500万世帯が、これらを主要な通信手段として利用するようになると予測している。

 同社の上級アナリストであるCharles Golvin氏は「この損失の半分、45億ドルは音声メールやキャッチホンなどの高収益サービスの損失によるものだ。これは、伝統的な電話サービス会社が、消費者向け電話市場のシェアを現在の57%から5年後には36%に下げることを意味している」と分析。

 また、2006年には、50%以上の米国家庭がブロードバンド接続を導入するようになり、ブロードバンド事業者が固定電話会社やダイヤルアップISPから離れて収入を得られるようになる。ケーブル事業者とDSL事業者は料金の選択肢を提供することで、6対4の市場シェアを維持すると見ている。

 Golvin氏は「ブロードバンド事業者は2002年にはVoIPサービスを提供開始し、伝統的なサービス会社と離れて音声通話事業を展開するようになる。2006年には、426万家庭が従来の電話回線をVoIPに切り替え、その年間売上は約15億ドルに達するだろう」と予測している。

(2002/1/30)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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