【ハードウェア】

九州松下、ダイナミックDNSに対応したネットワークカメラを発売

■URL
http://www.kme.panasonic.co.jp/newsrls/news/2002news/jn020130/jn020130.html
http://www.kmelink.net/ipproducts/nwcj/products/hcm2.html

ネットワークカメラ「KX-HCM2」の外観

 九州松下電器株式会社(以下、九州松下)は、インターネット経由でカメラ画像を見ることができるネットワークカメラサービス「みえますねっとサービス(以下、みえますねっと)」の提供を2月1日より開始する。月額利用料金は3,000円。3月31日までは、無償トライアル期間となっており、月額利用料は無料となっている。また、これにあわせて「みえますねっと」対応のネットワークカメラ「KX-HCM2」を発売する。「KX-HCM2」の価格は4万6,800円。

 「みえますねっと」では、設置したネットワークカメラを登録することによって、固定のグローバルIPアドレスを取得しなくても独自ドメインによる利用が可能になる点が特徴だ。4月1日の本サービス開始後は、「***.miemasu.net」の「***」の部分を自分で指定することが可能だ。これにより、ブラウザーから「http://***.miemasu.net」でアクセスできる。なお、無償トライアル期間中は、サーバー側から自動的にドメイン名が割り当てられる。

 対応カメラは、専用の「KX-HCM2」の他に「PAN&TILT機能」を搭載した「KX-HCM1」がファームウェアのバージョンアップにより対応可能となっている。これらの「みえますねっと」対応のネットワークカメラを設置し、「みえますねっと」サーバーに登録作業を行なうことによって、その後グローバルIPアドレスが代わった場合でもダイナミックDNSを利用して、同一のドメイン名でアクセス可能だ。また、「KX-HCM2」は本体内にWebサーバー機能を搭載しているため、PCなどとの接続も不要となっている。

 九州松下によると、「このサービスの組み合わせとカメラを利用することによって、簡単に独自ドメインによるインターネットカメラの設置が可能になる。極端な話、普段九州に設置しているカメラを、出張の際に北海道に持っていっても何の問題も無く同一ドメインでのアクセスが可能だ」とのこと。

「みえますねっと」の接続例。HUBを介して複数台の接続も可能だ

(2002/1/30)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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