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【新製品】

シャープの“インターネット電子レンジ”がさらに進化?

■URL
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/020130.html

写真は、別売の専用スタンド(2万円)を付けた状態
 シャープは30日、高機能オーブンレンジの新製品「RE-LCK」を3月8日に発売すると発表した。5インチのカラー液晶タッチパネルを搭載しているのが特徴で、ここに表示される出来上がり写真やレシピを見ながら料理を選択し、自動調理できる。価格は13万円。

 自動調理メニューは本体内に160種内蔵されているほか、コンテンツサイト「シャープスペースタウン」で配信されるメニューも利用できる。ただし、レンジ自体にはインターネット機能はなく、パソコンなどでダウンロードしたデータをいったんSDメモリーカードに保存し、これをレンジのスロットで読みとる仕組み。レシピデータは、メニュー画面がHTMLファイル、料理写真がJPEGファイル、調理データがバイナリーファイルから成っており、1レシピあたりの容量は25KBである。

 シャープではすでに1999年6月、インターネット対応のオーブンレンジを発表している。「インターネット DE これつくろ!」というネーミングが付けられたことからもわかるように、インターネットとの連携をアピールした戦略だった。ただし、今回の新製品同様、レシピの取得にはパソコンを併用するとともに、別売の専用外づけ装置を経由しなければならなかった。

 これに対して新製品のRE-LCKでは、SDメモリーカードでより手軽に行なえるようになったことで、「『インターネットクッキング』は、さらに進化」(ニュースリリース)したというが、いわゆる“インターネット電子レンジ”と呼べるまでには至っていない。そのあたりを考慮したのかどうかは定かではないが、同社では今回、インターネットとの連携よりもカラー液晶のタッチパネルを搭載しているという側面を強くアピール。名称も「カラー液晶オーブンレンジ」というものになっている。

レンジ自体がインターネットに対応するのは、まだ先のことになりそうだ レンジ前面右下にSDカードスロットがある

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(2002/1/30)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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