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■URL
http://www.cooperative.org/news/latest_news.asp?id=21
米国協同組合の代表組織である全米協同組合事業協会(NCBA)子会社の米dotCoopは30日、協同組合向けの新たなトップレベルドメイン(gTLD)「.coop」の一般受付を開始するとともに、運用を開始したと発表した。同ドメインは、ICANNが2000年11月に選定したスポンサー付ドメインの1つで、協同組合およびその関連組織のみが利用できる。
dotCoopは2001年末、一部の協同組合に対して同ドメインの事前登録受付を開始。現在までに4,000件以上の申請があったという。これらのドメインは2002年1月9日、インターネットのルートサーバーに登録済み。
NCBAは2000年9月、スイスの国際協同組合同盟(ICA)、および英国の労働者協同組合でインターネットサービスを提供しているPoptelと共同で、ICANNに同ドメインを提案。ICANNは2000年11月、「.coop」を含む7つの新ドメインを承認した。
誰もが利用できる「.com」「.org」「.net」などとは異なり、「.coop」の登録者は国際的な協同組合の原則に基づく厳密な使用資格の基準を満たさなければならない。同ドメインを利用できるのは、消費者信用組合や協同組合、および関連組織に限られる。
協同組合は商品やサービスを購入する会員によって所有、運営されている組織で、農業や保育、エネルギー、金融、食料品、販売および流通、ヘルスケア、住宅、保険、通信など、さまざまな分野で経済活動を行なっている。米国だけでも4万8,000の協同組合があり、総会員数は1億2,000万人、全世界では75万の協同組合があり、総会員数は7億6,000万人に達している。
(2002/1/31)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]