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東芝、Bluetooth搭載のネットワーク家電を発表

■URL
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_02/pr_j0501.htm

“Bluetooth家電”のシステム構成
 株式会社東芝は、Bluetoothを採用した家庭用ネットワーク機器と、これに対応したネットワーク家電「FEMINITYシリーズ」を、4月1日から発売すると発表した。Bluetoothを採用したネットワークコントロールが可能な家電製品として、世界初の商品化となる。
 今回発表されたのは、液晶一体型のホーム端末「BTH-1002A」、家庭用アクセスポイント「BTR-1002A」、ネットワーク冷蔵庫「GR-463IT」、ネットワークオーブンレンジ「ER-B33IT」、ネットワークホームランドリー「TW-741IT」の全5種で、価格はすべてオープン価格。ホーム端末と各家電はアクセスポイントを介してワイヤレス接続ができ、ホーム端末の液晶タッチパネルや音声認識機能を用い、家の離れた場所から家電の簡単な操作や、動作状況の確認が可能となっている。

 さらにアクセスポイントとADSLモデムなどを接続することで、ネットワーク家電と東芝が提供する“Webサービス”を接続し、多彩なサービスを提供する点が大きな特徴となる。インターネットを利用して家電に新しい機能を持たせ、家事支援を強化するもので、東芝では提供するサービスを「手伝ってくれる」「知らせてくれる」「助けてくれる」「楽しませてくれる」の4つに分類し、家電の新たな機能として提案していく。
 現在予定しているのは、まず「手伝ってくれる」サービスとして、冷蔵庫の食材管理、家族構成や好みに合わせた調理メニュー提案、携帯電話からの買い物リスト確認などが挙げられる。冷蔵庫やオーブンレンジへはレシピを、ホームランドリーへは洗濯方法を配信することで、新しい食材や衣服素材など、生活シーンの変化に合わせて家電にも新しい運転モードも提供していく。「知らせてくれる」サービスでは、冷蔵庫の開閉状態からの家族の安否確認や、Bluetooth対応のドア・窓開閉センサーや照明スイッチ(2002年6月発表予定)を用いた家庭内の防犯・監視機能を予定している。「助けてくれる」サービスでは、各ネットワーク家電の「故障自己診断機能」を用いて故障情報などをカスタマーセンターに送信し、迅速な故障対応を行なう。また「楽しませてくれる」サービスは、ホーム端末でのコンテンツ閲覧や電子メール利用などが主体になるという。

 東芝ではホーム端末・アクセスポイントは各2,000台、ネットワーク家電は各600台の月間販売台数を目標としている。

(2002/2/5)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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