【トラブル】

イー・アクセス、8Mbps対応ADSLでの不具合と対策を発表

■URL
http://www.eaccess.net/jp/support/ui020204.html

報告を行なうイー・アクセスのページ

 イー・アクセス株式会社は、同社が提供している8Mbps対応ADSLの一部回線において発生している不具合について、原因と対策を発表した。

 今回発表されたのは、イー・アクセスが提供する8Mbps対応ADSL回線の一部において、ノイズ等の影響により「頻繁な回線断・再接続を繰り返す問題」に対して。原因としては、「主にAMラジオの電波ノイズの影響に起因する場合」、「その他一般ノイズの影響に起因する場合」、「局内設備ソフトウェア障害による場合」の3つを挙げ、あわせて対策を発表している。

 主にAMラジオの電波ノイズの影響に起因する場合の原因は、「スプリッタ・電話機間のケーブルがアンテナの役割をしてしまい、AMラジオの電波ノイズがこのケーブルからスプリッター(電話機側)を介して回り込むため」だとしており、対策として「2001年12月28日に発表されたファームウェアにバージョンアップする」や「スプリッターをAMラジオの電波ノイズを軽減するノイズフィルターが電話機側に内蔵されたもの(型式番号:PSR-1230)に切り替える(1月21日発送以降のものは対策済み)」を挙げたほか、イー・アクセス側で「個別回線の最適化」を行なっているという。

 次にその他一般ノイズの影響に起因する場合の原因は、「AMラジオ以外の、家庭内にある家電やPC、近所の道路や鉄道からのノイズ、道路工事で利用される重機などのあらゆるノイズがADSLに影響を与えているため」としており、各家庭などで一様に原因の特定は難しいとしている。対策としては、ユーザー自身が宅内環境の確認(モジュラーとモデムまでの距離を縮める、ノイズ耐性の高いケーブルに変えるなど)やAMラジオのノイズの時と同様に、個別回線の最適化を行なう事によって解消する可能性があるという。

 局内設備ソフトウェア障害による場合は、極一部の回線において局舎側の設備をリセットすることにより不具合が解消する場合があり、その場合はイー・アクセスがこの設備を監視しリセットすることで対応しているという。しかし、根本的解決の為に、「住友電気工業株式会社と共同で修正ソフトウェアの開発を進めており、ソフトウェアのバージョンアップにより問題の最終解決が図れる見通し」だという。

(2002/2/5)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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