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■URL
http://www.ws-i.org/
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/feb02/02-06InteropOrgPR.asp
日米独の大手ハイテク関連企業は6日、Webサービスの普及促進を目指す業界団体「Web Services Interoperability (WS-I) Organization」を設立したと発表した。同団体では、さまざまなプラットフォームやアプリケーション、プログラミング言語にわたって、相互運用可能なWebサービスを開発して普及促進を図る。
同団体の設立企業は、富士通、米Accenture、BEA Systems、HP、IBM、Intel、Microsoft、Oracleおよび独SAP。また、Akamai TechnologiesやBorland、Compaq Computer、Ford Motors、United Airlines、VeriSign、英Reuters、東芝、など、多数の企業が支持を表明している。
Webサービスとは、業界標準仕様に基づいて、インターネット上で簡単かつ効率的に相互に接続して相互作用できるサービス。WS-Iの使命は、Webサービスを導入する顧客を支援するための実装ガイドラインの提供や、確実に相互運用できるWebサービスの推進、Webサービスに向けた業界の共通ビジョンをまとめることにある。
Webサービスの相互運用性を確保するため、WS-Iはまず、Webサービスの基本となる標準仕様「XML」「SOAP」「WSDL」「UDDI」の実装や適合性を試験するためのツールやデータのセットを開発する。これらの試験は、顧客がWebサービス仕様に適合して実装しているかを保証するために重要となる。
Webサービスが成熟して主流となるにつれ、現在のWebサービス標準仕様では取り扱っていない機能を追加する必要が出てくる。このような必要性に合わせて、WS-Iは将来のWebサービス仕様で取り組むべき機能を明らかにするためのアーキテクチャーロードマップを発行する予定。新しい仕様が開発されて標準化団体に承認されれば、WS-Iはそれに対応する新しい試験材料を提供する方針だ。
(2002/2/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]