【ソフトウェア】

JPNICとJPRS、DNSサーバー「BIND」の問題点を発表
~設定ファイルの確認とバージョンアップを

■URL
http://www.nic.ad.jp/jp/topics/archive/2002/20020207-01.html (JPNIC)
http://jprs.jp/info/news/2002/0207.html (JPRS)
http://www.isc.org/products/BIND/bind8.html (BIND 8)

 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)と株式会社日本レジストリサービス (JPRS) は7日、DNSサーバーの「BIND」のバージョン8.3.0においてゾーンファイルの設定ミスなどにより、他のDNSサーバーへ過大な問い合わせを行なう問題があると発表した。

 JPNICとJPRSは、ルートサーバーにおいて1月中旬から急激な問い合わせの増加を観測しており、原因を調査したところ今回のBINDの問題点を発見したという。この問題により、通信負荷の増大や、ほかのネットワークのDNSサーバーに膨大な負荷をかけるなど、障害が広範囲におよぶため、早急な対応を呼びかけている。

 BINDの開発元であるInternet Softwaer Consortium(ISC)は問題を修正した8.3.1を既にリリースしているので、JPNICとJPRSではバージョンアップを行なうよう呼びかけている。また、問題を誘発させる原因の1つとして、NSレコードの設定項目の最後に“.”を書き忘れるというミスを挙げ、DNSサーバーの管理者に対応を求めている。

(2002/2/8)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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