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■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/feb02/02-13RevolutionPR.asp
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/021402msdn.htm
http://msdn.microsoft.com/vstudio/
米Microsoftは13日、「.NET」戦略の中核製品となるアプリケーション開発ツール「Visual Studio .NET」と、「.NET」アプリケーション用のプラットフォーム「.NET Framework」を正式にリリースした。またマイクロソフト株式会社は14日、日本語版を3月22日に発売開始すると発表した。両製品は「.NET」の基盤であり、XMLベースのWebサービスを実現するという同社のビジョンを推進するための重要な製品となる。
「Visual Studio .NET」は、「.NET Framework」に対応した初の統合開発環境。製品は、開発言語入門者・初心者向けの「Standard版」、インフラ用の大規模なアプリケーション開発に対応する上級開発者向けの「Enterprise Architect版」、グループによる開発機能を追加した企業向けの「Enterprise Developer版」、XMLベースのWebサービスやアプリケーション開発に対応する「Professional版」が用意される。さらに日本独自の製品として、開発者向け会員サービス「MSDN ユニバーサル サブスクリプション」の権利が含まれる「version 2002 MSDN Deluxe Edition」も用意される。日本語版の価格は、「Standard版」が12,800円(4月19日発売)、「Enterprise Architect(version 2002 MSDN Deluxe Edition)版」が380,000円、「Enterprise Developer(version 2002 MSDN Deluxe Edition)版」が248,000円、「Professional(version 2002 MSDN Deluxe Edition)版」が158,000円となっているほか、教職員・学生向けに学習用ツールを同梱した「Academic版」が24,800円で4月19日に発売される。
なお製品は、英語版、日本語版のほか、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語に対応したバージョンがリリースされる予定だ。
Microsoftは、両製品の正式リリースに合わせて、世界150都市で記念イベントを開催。ベータ試験に参加した12万5,000人以上の開発者が記念イベントに参加するという。ベータ試験では、350万本の「Visual Studio .NET」と「.NET Framework」が配布され、1月に開発者向けに正式版を出荷開始して以来、35万本を販売したとのこと。
また、米Computer Associates International、米Groove Networksおよび米IBMの3社が新たに「Visual Studio .NET」に統合された開発ツールを提供することが明らかになった。そのうちGroove Networksは、「Visual Studio .NET Integration Program」の会員として参加している。
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(2002/2/14)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net / okiyama@impress.co.jp]