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ネット視聴率調査大手の米NetRatingsは19日、米Jupiter Media Metrixの買収計画を撤回すると発表した。両社は2001年10月25日、NetRatingsがJupiter Media Metrixを総額7,120万ドルで買収することで合意したと発表していた。
両社は、米連邦取引委員会(FTC)と詳細な協議を行なった結果、買収合併の撤回に至ったと説明。FTCは、両社が合併条件として合意していた融資と保証の条件を検討するよう強く勧告。さらに、両社が提案した、代わりの融資計画を却下するとともに、合併には問題があるとして、合併の完了を禁ずる仮命令を検討すると勧告したという。
NetRatingsのCEOを務めるDavid Toth氏と、Jupiter Media MetrixのCEOを務めるRobert Becker氏は、融資条件と合併が競争に及ぼす影響について、FTCが出した結論に反対している。さらにBecker氏は、融資による利点がなければ、Jupiter Media Metrixは競争するための位置につけないと訴えている。
Jupiter Media Metrixの買収計画と併せて、NetRatingsはACNielsen eRatings.comの株式80.1%を取得することで合意したことを明らかにしていた。現時点では、両社はこの取引を実施するかどうかは、決定していないとしている。
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(2002/2/20)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]