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■URL
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0202/020225.html
日本電信電話株式会社(NTT)と株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー)は25日、光ファイバー上に上下伝送速度100MbpsのIP通信とMPEG2形式の映像を同時に配信する実験を開始すると発表した。
この実験は、NTTの研究所が開発した、高速インターネットとデジタル映像を3波多重を使って一芯の光ファイバー上で伝送する技術「B-PON(Broadband Passive Optical Network)」を利用する。この技術を使うと、最大32人までのインターネット帯域保証や、通常のテレビ番組ならば最大500チャンネル、ハイビジョンならば110チャンネルを同時に再生することが可能。
実験は、東京都新宿区内のインターネットマンションで2002年3月から2003年1月まで実施される。スカパーの仁藤雅夫常務取締役によると、「従来、マンション協調でスカパーを視聴するためには、2つの通信衛星の電波を2本の同軸ケーブルを使って配信していた。B-PONを使うことで、これを光ファイバー1本にまとめることができる」と語った。一方、NTT情報流通基盤総合研究所の伊土誠一所長は、「将来的には、“ギガビットイーサ-PON”などにも、帯域保証などの技術を流用できる」としている。
システム概要 | 仁藤雅夫 常務取締役 |
伊土誠一所長 |
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(2002/2/25)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]