【業界動向】

オン・ザ・エッヂとクニリサーチ、「Eudora」の開発・販売で提携

■URL
http://edge.jp/press/eudora20020225.html (オン・ザ・エッヂのリリース)
http://www.kuni.co.jp/ (クニリサーチ)
http://www.eudora.ne.jp/ (Eudora公式サイト)

Eudora公式サイトへ  株式会社オン・ザ・エッヂと株式会社クニリサーチインターナショナル(以下クニリサーチ)は、電子メールソフト「Eudora」日本語版の開発・販売での提携を発表した。

 「Eudora」は1989年に米国で初めて発表されて以来、世界で2,000万人以上のユーザーを持つ電子メールソフト。日本でも1995年から「Eudora Pro」の名称で日本語版販売を開始し、これまでのべ100万人以上に利用されている。

 今回の提携では、オン・ザ・エッヂが「Eudora」の総販売元になり、ダウンロード販売、および企業・学校など法人向けの販売を強化していく。同社はインスタントメッセンジャー「Yabumi」やオンラインスケジューラー「e-手帳」などを提供しているが、こうした機能を「Eudora」に加えたカスタマイズ版の開発・提供も行なっていく。なおクニリサーチは引き続き米Qualcomm社との関係を継続し、新バージョンの開発やサポートに注力していく。

 クニリサーチによれば、「Eudora」の販売提携についてのアプローチはこれまでにもいくつかの会社からアプローチがあったという。今回のオン・ザ・エッヂとの提携は、同社がサービスや販売での広いネットワークを持っていること、データセンターを持っているため、ダウンロード販売にも対応しやすいこと、また同社の堀江貴文代表が旧来の「Eudora」ユーザーで、「Eudora」の持つ文化に理解があったことなどから合意に至ったという。

 IM機能などを付加したカスタマイズ版は4月以降に順次展開する予定だが、「Eudora」の新バージョンについてはまだ発表時期は未定としている。また「Eudora」の公式サイトについては、コンテンツ面では2社が協力していくが、運営そのものはオン・ザ・エッヂに徐々に移行する方向だ。

(2002/2/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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