【業界動向】

「.NET」対応のP2Pゲーム「Terrarium」、1週間で9,000人がダウンロード

■URL
http://www.gotdotnet.com/terrarium/
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Feb02/02-25TerrariumPR.asp

 米Microsoftは25日、「.NET Platform」対応のP2Pゲーム「Terrarium」について、公開後1週間で9,000人以上の開発者がダウンロードしたと発表した。

 Terrariumは「.NET Framework」を用いて作成された分散コンピューティングによるゲーム。Microsoftが14日、「.NET Framework」と「Visual Studio .NET」を正式リリースした後に公開したもので、Terrariumのダウンロード件数はこれらに対する開発者の関心が高まっていることを示している。

 Terrariumは、開発者がコードを用いて、草食動物や肉食動物、植物などを設計し、これらの創造物をP2Pでネットワーク接続した生態系に組み込み、他の開発者が作成した創造物と生存をかけて戦うというゲーム。

 創造物を作成するには、MSDNで無料公開されている「.NET Framework Software Development Kit」をダウンロードするか、「Visual Studio .NET」を利用する。Microsoftでは、Terrariumは、ソフトウェア開発スキルや戦略スキルを試したり、「.NET Framework」に組み込まれた多数の技術の概念を証明するための媒体だと説明している。

 同社のDeveloper Tools Groupでマネージャーを務めるEric Zinda氏は「Terrariumは、開発者が.NET Frameworkの有力な機能を導入できるよう開発された。これらの機能には、強力なユーザーインターフェースを生成するための『Windows Forms』と『DirectX』、XMLベースのWebサービス、P2Pネットワークへの対応、複数のプログラミング言語への対応、スマートクライアントをアップデートする機能、リモートのWebサーバーを通じたWindowsベースのアプリケーションなどが含まれている」とアピールしている。

(2002/2/26)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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