■URL
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0228/
会場で発券を行なうマルチメディア端末
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インターネットを利用した音楽・演劇などのチケット販売が普及しつつあるが、興行主が単独でチケット予約・決済サイトを運用する場合、開発や運用のコスト負担が大きいなどの問題がある。また販売委託会社にインターネットでの販売を委託する場合でも、委託会社への手数料や、チケットの販売状況を把握しにくいなどの難点があった。日立ではこうした問題を解消し、興行主が低額な費用でチケットのインターネット販売を行なえるよう、今回の「チケット予約・決済サービス」を開始する形だ。なお、このサービスは日立と吉本興業・JCBが提携して行なうインターネットチケット販売サービス「よしもとじゃんじゃんネット」のシステムを応用し、ASPとして提供するものとなる。
「チケット予約・決済サービス」では、ユーザーはWebサイトからチケットを予約し、クレジットカードで決済を行なう。チケットは公演当日に会場のマルチメディア端末に、決済に利用したクレジットカードを差し込んで個人認証を行ない、その場で印刷・発券される仕組みだ。チケット発券を会場で行なうため、緊急の公演や当日券などの手配も可能になるという。価格は基本契約料(初期導入時に必要)が25万円で、これに月額3万円の基本料金と手数料がかかる。なおマルチメディア端末の価格は175万円だが、リースでの契約も可能としている。
日立ではこのサービスで、2004年9月までに約60社の興行主への導入を目指す。
(2002/2/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]