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「Yahoo!オークション」にシステム利用料を導入~出品者への従量課金を開始

■URL
http://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/announce/index.html

システム利用料導入について告知するページ
 Yahoo!JAPANは、同社運営のオークションサイト「Yahoo!オークション」で、出品者に対するシステム利用料の導入を発表した。出品数や落札金額に応じて課金が発生するもので、ユーザーの波紋を呼びそうだ。

 今回発表されたのは、まず出品1商品につき10円を課金する「出品システム利用料」、入札されたオークションを出品者が取り消した場合に一律500円を課金する「出品取消システム利用料」で、いずれも4月15日より開始される。さらに5月15日より、落札金額の3%を出品者に対して課金する「落札システム利用料」も追加する。また自動車車体やオートバイ車体、不動産などの特定カテゴリーについては、別の料金体系を定めるほか、出品時に“ギフト”や“注目”などのアイコンをリストに追加できる「出品オプション」も有料で提供開始する。支払いはクレジットカードかYahoo!オフィシャルバンクからの引き落としとなるが、別途登録が必要となり、具体的な方法や利用規約などは追って発表するとしている。

 Yahoo!オークションでは2001年5月に有料の本人確認制度を導入し、一時的にユーザーは減少したものの、その後再び増加、2月末現在で登録ユーザー数は158万ID、常時出品数は404万点に達している。その一方でサーバーやネットワークなどインフラ関連の負担が大きく、オークション形式をとらない広告まがいの出品や、商品が存在しないイタズラ出品などが多い、また出品者と入札主体のユーザーとの間で不公平感が生じている点などを考慮し、“快適で使いやすいオークション”を目指して今回のシステム利用料導入に踏み切ったという。

 Yahoo!JAPANでは「反響が大きいことは予想しているが、現在はオークションの規模を拡大するよりも、オークション全体の質を上げるためには必要なことと考え、導入に踏み切った」としている。なお先日eBayが日本市場からの撤退を発表したばかりだが、今回の導入発表のタイミングは「eBayの件とは関係がなく、当社のシステム計画的な関係でこの時期の発表となった」ためという。

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(2002/3/1)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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