■URL
http://www.sophos.com/virusinfo/articles/britney.html
http://www.sophos.co.jp/virusinfo/analyses/vbsbritneya.html
http://www.britneyspears.com/
ウィルス対策ソフトの英Sophosは2月28日、人気ポップシンガーBritney Spearsの写真を装ったワーム「VBS/Britney-A」を検出したと警告した。これは、Visual Basic Script(VBS)で作成されたワームで、「Outlook」アドレス帳の全登録先に自身を電子メールで送信するほか、IRC経由でも拡がる。28日現在、Sophosに寄せられた感染報告は1件にとどまっているが、今後急速に拡大する恐れがある。
このウィルス付きメールは、タイトルが「RE:Britney Pics」、本文が「Take a look at these pics...」、添付ファイル名が「BRITNEY.CHM」となっている。ワームは、VBSを実行するためにActiveXが使用可能になっている必要があり、添付ファイルを実行すると、Active Xを使用可能にするよう「Enable ActiveX To See Britny Pictures」というメッセージを表示する。
感染すると、C:、D:、E:ドライブを検索して「MIRC.INI」ファイルを探す。ファイルが見つかった場合、ワームは他のIRCユーザーに自身を送信する「SCRIPT.INI」ファイルを作成する。
このワームについて、Sophosの上級技術コンサルタントを務めるGraham Cluley氏は「Britneyはウィルス作成者にとって、魅力的で人を惹きつける有名人として仲間入りしたようだ。これまで、このような扱いを受けた有名人には、これまでAnna Kournikova(テニス選手)やJennifer Lopez(女優)がいる」とコメント。
さらにCluley氏は「Britneyは非常に人気がある有名人であり、、ティーンエイジャーから父親まで、多くのコンピューターユーザーが彼女の写真を見たいと思っている。ユーザーは、コンピューターを安全にするための基本ルールを思い出して、不要な電子メールを開かないようにしなければならない」 と警告している。
(2002/3/4)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]