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http://www.musiccity.com/home2.htm
P2P方式のオンライン音楽交換サービス「Morpheus」などを提供する米MusicCityはこのほど、同社の広告サーバーと交換サービスを利用するユーザーのコンピューターが攻撃を受けていることを明らかにした。広告サーバーには、未知のサイトへメッセージを送るよう、また、ユーザーには、登録設定を変更するようにとの暗号化されたメッセージが繰り返し送信されているという。
MusicCityは、これらの攻撃は旧版の「Morpheus Network」に接続するユーザーへの攻撃であり、早急に新版を導入することが重要だとしている。また、これらの攻撃はオープンでない独自ソフトウェア「FastTrack-Kazaa」を採用したことが原因であり、今後はこのP2Pカーネルを採用しないことを明らかにした。
MusicCityでは、オープンなプロトコルを採用した「Gnutella」ベースの新版「Morpheus Preview Edition」をリリースする予定。新版では、より高速な検索、より多くの検索結果の表示に対応するなど、多くの新機能を追加したという。なお、同社では、「旧版の方がよい点もあるかもしれないが、これはプレビュー版であり、今後も改良を続けて新たなソフトウェア製品を開発する」としている。
(2002/3/4)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]