【業界動向】

通信関連団体、「迷惑メール対策連絡会」を設立

■URL
http://www.mcf.to/ (MCF)
http://www.iajapan.org/ (IAjapan)
http://www.jaipa.org/ (JAIPA)
http://www.telesa.or.jp/ (TELESA)
http://www.tca.or.jp/ (TCA)

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)、財団法人インターネット協会(IAjapan)、日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)、社団法人テレコムサービス協会(TELESA)、社団法人電気通信事業者協会(TCA)の5団体は5日、迷惑メールの対策について話し合う「迷惑メール対策連絡会」の第1回会合を開催した。

 同連絡会は、各参加団体が迷惑メール対策に関する方針やフィルタリング技術などを話し合い、解決する場として設けられた。これまで行政側の迷惑メールの対策としては、総務省が「中間取りまとめ」を報告、経済産業省は「改正特定商取引法」を公布してそれぞれ、対応していた。今回は、実際にメールの配信をする事業者側が話し合うことにより、迷惑メールへの対策を強化する。また同連絡会は、各省庁が進めている法令策定に対して提言を行なう方針だ。

 会合では、各団体の取り組みなどについてプレゼンテーションが行なわれた。JAIPAは、「SPAMメールは悪いことだとは知らずにメールを発信している初心者が増えている」として、啓蒙の必要性を訴えた。また、現状ではサブジェクトに「!広告!」と書いた場合は省令に基づいて問題がないため、迷惑メールが増える恐れもあると指摘した。

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(2002/3/5)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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