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http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020305.pdf
インターネット視聴率調査サービスの米Nielsen//NetRatingsは5日、2002年1月のブロードバンドによるインターネットの利用時間がダイヤルアップによる利用時間を初めて上回ったとの調査報告を発表した。ブロードバンドの利用時間は11億9,000万時間で、全体の51%を占めている。一方、ダイヤルアップの利用時間は11億4,000万時間だった。
前年同月のブロードバンド利用時間は7億2,700万時間で、全体の38%であったが、利用時間が1年間で64%増と急激に伸びた。これとは対照的に、前年同月のダイヤルアップ利用時間は11億8,000万時間で、1年間で3%減少している。
ブロードバンドの利用時間が増加するとともに、家庭や職場でのブロードバンド利用者も増加している。家庭での利用者数は2,190万人で、前年同月に比べて67%増加し、家庭利用者全体の21%を占めている。また、職場でのブロードバンド利用者数は前年同月比42%増の2,550万人に達し、職場利用者全体の63%を占めた。
この調査結果について、NetRatingsの上級アナリストを務めるJarvis Mak氏は「ブロードバンドの利用時間が分岐点となる50%を超え、今や主流となった」とし、「インターネットのビジネスモデルでは、ブロードバンド利用者を考慮に入れて確立され、マーケティングが行なわれるようになるだろう。ブロードバンドの成長と発展により、より双方向性が高いオンライン体験やインパクトのある電子商取引、ストリーミングメディアなどのコンテンツなどが開発されるだろう」と予測している。
(2002/3/6)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]