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http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020306_eratings.pdf
インターネット視聴率調査サービスの米Nielsen//NetRatingsは6日、2001年第4四半期における世界のインターネット利用動向をまとめた調査報告を発表した。それによると、家庭からのインターネット利用者が第3四半期から2,400万人増加し、第4四半期には4億9,800万人に達した。
Nielsen//NetRatingsのRichard Goosey氏は「インターネットの普及と利用は、家庭や個人で拡大し続けている。欧州、中東およびアフリカ地域の中では、ドイツにおいてインターネットを利用している家庭や利用者の絶対数が増えており、その成長率も高い。南米ではブラジル、アジア太平洋地域では韓国がトップで、成長率ではシンガポールが好調だ」と分析している。
地域別の傾向としては、欧州と南米ではインターネット導入家庭は世帯主が35歳以下の家庭に偏っており、欧州では世帯主が大卒の男性である家庭に最も普及している。アジア太平洋地域でも同様で、世帯主が大卒の男性である家庭ではインターネットを利用している傾向が見られ、年齢は決定的な要因ではない。
中東およびアフリカ地域では、電話を所有する家庭の1/3がPCを使ってインターネットに接続しており、米国家庭の1/2に比べて低くなっている。また、南アフリカではインターネットの世帯普及率はわずか6%だが、電話を所有する家庭での普及率は17%に達している。インターネットの普及には、まず電話の普及率を増加することが重要であることを示している。
(2002/3/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]