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http://www.trendmicro.co.jp/support/news/news.asp?id=170
トレンドマイクロが発表しているページ |
トレンドマイクロ株式会社は、同社が提供するウィルス対策ソフトの検索エンジンの新バージョン「検索エンジン ver.6.100」を発表した。3月11日よりダウンロードにて入手可能。
今回アップデートの対象となるのは、Windows版のみとなる。この検索エンジンとは、ウィルス対策ソフトの「ウィルス定義ファイル」の認識・関連付けや、「マシン内のウィルス検索」などを行なう、いわばウィルス対策ソフトの心臓部に当たるものだ。なお、今回のバージョンアップによって、以下の点が修正・改善された。
・スクリプト型ウィルス駆除に対応
・SOFTMICE機能の改善:ミューテーション型ウィルスの検知を強化
・変種亜種マクロウィルス検知機能(マクロトラップ)の強化
・ZipOfDeath/zip bombsファイル(超高圧縮率の圧縮ファイルによる過負荷/ディスク圧迫を狙った攻撃)の判別に対応
・Macバイナリフォーマットなど26種類のファイルタイプの認識に対応
・Adobe Acrobat PDFファイル対応
・OfficeXPファイルのメールヘッダーに対応
現在「ウイルスバスター」などのトレンドマイクロのウィルス対策ソフトには、「ActiveUpdate対応製品」と「ActiveUpdate未対応製品」がある。「ActiveUpdate」とは、「ウィルス定義ファイル」の最新版が発表されると、ソフト側がインターネットに接続した際にチェックを行ない、自動的にダウンロードをするという機能だ。「検索エンジン ver.6.100」の場合も、この機能を利用して、対策ソフトが自動的にダウンロードおよびインストールをしてくれるという。但し、「ActiveUpdate未対応」製品の場合は、同社サイトから手動でダウンロードすることが必要だ。
トレンドマイクロによると「検索エンジンが発表されると、トレンドマイクロのサーバーにアクセスが集中して、アクセスがし難くなると予測されているが、そのようなことにはならないだろう。なぜなら、今回の『検索エンジン』のデータ量は『ウィルス定義ファイル』と同程度だからだ」とのこと。
(2002/3/8)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]