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http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020313.pdf
米調査会社Nielsen//NetRatingsは13日、職場における男女のインターネット利用率の間に格差があり「デジタルデバイドが生じている」との調査結果を発表した。
調査によると、2002年1月時点の調査で、職場でのWeb利用者のうち男性の約半分(49.8%)は専門職や上級管理職だったのに対して、女性の場合は約三分の一(33%)にとどまっていた。
この数字についてNetRatingsの上級インターネットアナリストDawn McCaffrey Brozek氏は「職場での男女の労働の区別には社会文化的な要素が働き、女性が一般事務的な職種に集まる一方、男性は専門職や上級管理職のポストを占めている」とコメントし、社会一般の文化的要素がインターネットの利用動向にも反映されていることを指摘した。
一方で男女の間にはWebの使い方にも格差があることが判明した。職場で働く女性がWebを閲覧するとき、男性よりもセッション数が11%少なく、閲覧している時間も男性より18%少なく、閲覧ページ数も13%少ないと明らかに男性よりも消極的にWebを利用している傾向が明らかになったという。
これについてBrozek氏は「性別によるネットサーファーの階級化の結果、仕事の種類により、男性の方が職場ではより熱心なインターネット消費者である可能性を示している」とコメントした。
(2002/3/14)
[Reported by taiga@scientist.com]