【新製品】

ソシオメディア、Dreamweaver向けWebアクセシビリティ診断・修正ソフトを発表

■URL
http://www.sociomedia.co.jp/
http://www.usablenet.com/

「LIFT for~」の操作画面
 ソシオメディア株式会社は、米UsableNet社と業務提携し、Webアクセシビリティ診断・修正ソフト「LIFT for Macromedia Dreamweaver 日本語版」を5月下旬から発売すると発表した。

 視覚障害者や高齢者を含めて誰もが利用できるWebサイトを目指し、アクセシビリティ(バリアフリー度)を向上しよういう動きが世界的に現われている。UsableNet社はこのアクセシビリティとユーザビリティのチェックや修正を支援する製品を提供している会社で、1998年の創業以来、世界に12万人以上のユーザーを持つ。同社が2001年12月に発表した「LIFT for Macromedia Dreamweaver」は、発売2ヶ月あまりで200以上の企業や行政機関に採用され、そのなかにはNASAや米国連邦航空局、米国農務省、Boeing社などが含まれるという。この「LIFT for Macromedia Dreamweaver」を日本向けにローカライズしたものが今回発表された日本語版となる。

 「LIFT for Macromedia Dreamweaver 日本語版」はWebオーサリングソフト「Macromedia Dreamweaver」のプラグインで、「Dreamweaver」でWebページを作成しながらアクセシビリティを診断、修正できる機能を持つ。「修正ウィザード機能」や「ALTエディタ機能」などWebサイト全体をまとめて修正できる機能もあり、効率のよいアクセシビリティ向上が可能となっている。またアクセシビリティについての情報を参照できる「リファレンス画面」で知識を習得したり、チェック・修正結果の詳細を書き出す「レポート機能」で、作成サイトのアクセシビリティ品質の証明も可能だ。日本語版では日本の文字コード問題に対応するため、機種依存文字や半角カタカナなどについてのチェック機能も加えられている。

 「LIFT for Macromedia Dreamweaver 日本語版」はWindows95/98/Me/2000/XP、およびMacOS 8.6/9.Xに対応し、価格は6万5,000円。販売はパッケージ販売とダウンロード販売の2形態で行なう予定だ。ソシオメディアではWebサイト運営企業・制作企業や官公庁、教育機関などを販売対象に、初年度で約3,000本の販売を予定している。

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(2002/3/14)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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