【事業計画】

~2002年度中にIPv6商用サービスを開始

Panasonic hi-hoとDTI、業務提携における具体的なスケジュールを発表

■URL
http://www.dti.ad.jp/company/release/20020318.html
http://www.home.hi-ho.ne.jp/

 松下電器産業株式会社が運営するISP「Panasonic hi-ho(以下、hi-ho)」と株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(以下、DTI)は、2001年12月25日に発表された業務提携に基づいて行なわれる、「通信インフラの共同利用」と「IPv6関連サービスの共同構築」の具体的な内容を発表した。

 今回発表されたのは、昨年の発表時にも触れられていた「通信インフラの共同利用」と「IPv6関連サービスの共同構築」の詳細内容について。「通信インフラの共同利用」では、DTIが2001年秋から展開しているギガビット広域イーサーネット・バックボーンを利用したブロードバンド網を、2002年5月までに全国へ展開するというもの。展開次第、随時hi-hoと共同利用を開始するという。また、全国展開した後は、会員の増加に合わせて回線増強を随時行なっていく予定。

 「IPv6関連サービスの共同構築」については、IPv6に関して以下の3点について協業を行なうという。

  1. 前述のブロードバンド網に、2002年度上期中完了を目標にネイティブによるIPv6ネットワークを構築する
  2. 1.で構築したIPv6ネットワークの共用を前提として、法人向け商用サービスを2002年上期中に、個人向けサービスを2002年下期中を目標に開始する
  3. IPv6による情報家電向け新サービスの共同研究・開発を実施する。第一弾として、IP電話の実証実験を2002年4月より開始し、2002年下期中を目標として開始する

 また、上記以外にも両社の得意分野を組み合わせて、「家電機器の制御」、「リモート監視」、「ホームセキュリティー」などのIPv6上アプリケーションの研究・開発などを共同で行なっていくという。

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(2002/3/18)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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