【調査結果】

世界のネットトラフィック、2000年から2005年で93倍に増加~米調査

■URL
http://www.idc.com/

 調査会社の米IDCはこのほど、世界におけるインターネットのトラフィックは、2000年から2005年の5年間で93倍に増加するとの調査報告を発表した。インターネットのトラフィックは、2002年には音声トラフィックを上回り、2005年には音声トラフィックの8倍以上になると予測している。

 IDCでは、世界のインターネット利用者が生成するトラフィックは、2000年末には1日当たり2万4,432テラビットに達したと見積もっている。その情報量は米国議会図書館に貯蔵されている全情報量の305倍以上に相当するという。また、今後、利用者の増加やアプリケーションの複雑化、ブロードバンドの急増などに牽引され、インターネット利用者が生成するトラフィックは年平均147%で成長し、2005年末には1日当たり227万6,000テラビットに達すると予測しいている。

 この調査結果について、IDCの上級アナリストを務めるSterling Perrin氏は「インターネットトラフィックの急成長と、音声からパケットデータへの根本的な移行により、光ネットワーク機器の本格的な導入が進むだろう」とコメントしている。

(2002/3/18)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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