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http://www.eff.org/Infra/DNS_control/ICANN_IANA_IAHC/Auerbach_v_ICANN/20020318_eff_icann_pr.html
米オンライン市民団体のElectronic Frontier Foundation (EFF)は18日、ドメイン管理団体「ICANN」の理事が、組織記録の閲覧を認めるよう求めてICANNに対して起こした訴訟を支援すると発表した。
北米選出のKarl Auerbach理事は2000年12月、選出後間もなく組織記録の閲覧を要求したが、ICANNは9カ月間も放置したあげく、閲覧には理事会による協議と投票が必要との新しい方針を採用したという。
ICANNはカリフォルニア州の非営利組織であり、どの理事に対しても組織の記録を閲覧して複製する権利を認めているカリフォルニア州の法令に従う義務があると、原告側は主張している。
さらにICANNの規約では「全ての理事は適切な時期ならいつでも、あらゆる種類の書籍や記録、書類を閲覧、複製する権利や、組織の有形資産を調べる権利を有する。組織は機密情報の不当開示から身を守るため、適切な手続きを定めること」と規定されている。
今回の訴訟について、原告側のAuerbach氏は「ICANNの規約では、理事が情報に基づいて理性的な決定ができるよう、必要な情報を提供するよう定めている。しかしICANNの管理者は、独立した判断を行なったり、理事としての義務を果たすために必要な道具の提供を拒絶した」と訴えている。
(2002/3/19)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]