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社団法人日本PTA全国協議会は、子供のIT機器利用状況についてまとめた「社会環境についての意識調査データ比較」を発表した。PCや携帯電話の利用が年々伸びている状況に加え、出会い系サイトなどへの興味も見られる結果となった。
これは平成13年の10~11月にかけ、全国の小学5年生2,707人、中学2年生2,803人の計5,510人を対象に行なわれた調査の結果となる。内容は、まず「家にパソコンがある」子供は、小学校5年生(以下小5)で64.5%(平成12年度は55.1%、以下同)、中学校2年生(以下中2)で64.6%(53.9%)。1年前に比べ、どちらも10%ほど増加している。また携帯電話・PHSの利用では、小5で9.3%(6.7%)、中2で23.5%(16.3%)と、こちらも増加傾向にある。その一方で、「携帯電話・PHSを持ちたいか?」という質問では、「持ちたい」が小5で62.1%(62.8%)、中2で70.1%(70.3%)と、割合は多いもののわずかながら減少。むしろ「持ちたくない」という回答が小5で37.3%(28.9%)、中2で29.5%(16.8%)と増加しているのは興味深い点だ。
調査では参考質問として、中2対象に「PC、携帯電話などから“出会い系サイト”を利用したことがあるか?」も訊ねている。これに「ある」と答えたのは4.2%(118人)。うちPCからのアクセスが39.8%、携帯電話が56.8%と、ここでも携帯電話でのアクセスが多い状況が見られている。
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(2002/3/19)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]