■URL
http://www.rapidim.com/
http://www.rapidim.com/press/press_03-12-02.htm
RapidIM(上)。下は上位機種の「RapidIM Pro」(価格4,799ドル) |
米RapidMediaは19日、企業の中にプライベートなインスタントメッセージング(IM)ネットワークを簡単に構築するための専用ハードウェアである「IMアプライアンス」とそのためのクライアントソフトウェアを発表した。
IMは便利な通信手段として普及しているが、一方で悪意を持つ人物が簡単にメッセージを盗み見できるという大きな問題があることも指摘されており、重要な通信に使うことができない。
暗号化されたIMネットワークを構築するためには、複雑なインストール・設定などが必要とされるが、今回RapidMediaが発表したIM専用機器「RapidIM」は、ハードウェアをネットワークに接続し、ブラウザーの画面を通して設定を行なうだけで、企業の中にプライベートな暗号化されたIMネットワークを構築できるというものだ。RapidMediaでは、このシステムの需要が法律事務所、証券会社、政府機関など機密を用する場所にあると考えている。
ネットワークはXMLを使ったオープンスタンダードに基づいており、「Jabber」などとの互換性があるほか、ICQ、AIM、MSN Messengerなどとも通信可能だ。RapidIMの価格は1,749ドルからで、現在、同社のサイト上で販売している。
(2002/3/20)
[Reported by taiga@scientist.com]