【教育】

NTT-MEと京都造形芸術大、共同で「新サイバーキャンパス」を開始

■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws020320.htm (リリース)
http://www.cyber.kyoto-art.ac.jp/ (京都造形芸術大学サイバーキャンパス)

個人ポータルサイトのサンプル
 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下NTT-ME)は、学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学通信教育部(以下京都造形芸術大)と共同で国内最大規模の通信教育システムを開発、4月1日より「新サイバーキャンパス」として本格運用を開始すると発表した。

 同大学は平成10年より通信教育学科で「サイバーキャンパス」と名付けたコミュニティサイトを展開。学生間、また学生と教員の交流の場として、電子メールによるレポート添削や指導、会議室を利用した学生同士の情報交換やサークル活動などを行なっていた。その後は学生数が大幅に増加し、学内業務の負担が増大したり、学生ニーズの多様化に対応できていない面が見られていた。そのため、NTT-MEと共同で「新サイバーキャンパス」を開発、運営する運びとなった。

 「新サイバーキャンパス」は、大学の教職員向けの新事務処理システムと、学生向けの個人ポータルサイトという、2つの連動したシステムで構成されている。新事務処理システムでは、大学が持つ既存のデータベース情報を統合的に管理して事務処理等の効率化を図るもので、学籍管理、履修計画管理、成績管理、経理支援などの機能を持つ。学生向け個人ポータルサイトでは、NTT-MEが開発した「ポータルエンジン」の採用によって、新事務処理システムと連動した個人ごとのポータルサイトを自動生成。学費表示や課題提出など、学生にとって必要な情報や大学側から通知したい情報を自動的に表示し、利用促進と学習促進を図っていく。NTT-MEによれば、数千人規模の学生に対して一人一人異なったポータルサイトを提供するのは、業界でも初めてのことだという。

 京都造形芸術大では、「新サイバーキャンパス」の導入で学生のフレキシブルな学習形態のサポートを図る。また大学側の事務処理コストを、従来のものに比べ約1/2に削減することを目標としている。

(2002/3/20)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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