■URL
http://msdn.microsoft.com/visualj/jsharp/beta.asp
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Mar02/03-19VisualBetaPR.asp
米Microsoftは19日、「.NET Framework」に対応するアプリケーションやサービスをJava言語で開発するためのツール「Visual J# .NET」の第2ベータ版をリリースしたと発表した。これにより、「Visual J++」などを使用しているJava開発者の「.NET」への移行を推進する。
「Visual J# .NET」は、XMLベースのWebサービス「.NET Framework」にフルアクセスできるほか、統合開発環境「Visual Studio .NET」と統合され、その機能を容易に利用できる。また、従来版の「Visual J++ 6.0」で作成したプロジェクトやソリューションから自動的にアップグレードするツールを同梱している。「Visual J# .NET」はMicrosoftの開発者向けサイトからダウンロード可能。最終版は2002年半ばにリリース予定だ。
なお、「Visual J# .NET」はMicrosoftが独自に開発したツールで、Javaの開発元である米Sun Microsystemsの承認を受けていない。同ツールで開発したアプリケーションやサービスは「.NET Framework」上でのみ動作し、いかなるJava仮想マシン上でも動作しない。3月にSunがMicrosoftに対して起こした独占禁止法訴訟では、「.Net framework」などの独自技術を公開してライセンスするよう求めている。
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(2002/3/20)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]