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米IDCは25日、「Webサービスは今後10年間に渡り、サービス提供会社に数十億ドルもの市場機会を提供する」との調査報告を発表した。しかし一方で、既存のサービスにとっては脅威にもなる。IDCでは、このような市場機会を捉えられるかどうかは、Webサービスに対する現在の立場に大きく依存すると見ている。
IDCは、Webサービスを「WebS ervices Architecture」(WSA)と呼ばれるアーキテクチャーに基づいた、「機器同士のサービス」と定義。WSAとは、「IP」や「SOAP」「WSDL」などの標準技術に基づいて、動的なコンポーネントが接続したり連携するための標準的手法と説明している。
IDCでは、過去数カ月間に渡り、大手の専門サービス会社を対象として、Webサービスが自社サービスに及ぼす影響や、今後の市場機会に対して準備が整っているか、などを調査した。
それによると、Webサービスは基本的には新しい概念を表すだけでなく、異なるアプリケーションが相互に連携できる革新的な概念であるとの認識が得られたという。さらに、取引の経費削減や大企業における業務のさらなる統合、新しいビジネスモデルの創成、提携企業や顧客との関係強化などをもたらすと期待されている。このようなニーズにあったサービスを提供すれば、サービス提供会社は莫大な市場機会を捉えることができる。
(2002/3/26)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]