【業界動向】

エクパット、「インターネット上の子供の安全ガイド」を発行

■URL
http://www.ecpatstop.org/

ガイドの記者発表に出席したジョン・デナム英国内務省犯罪防止対策担当国務大臣、野田聖子衆議院議員
 NGO「ECPAT/ストップ子ども買春の会」(以下エクパット)は、インターネットを利用した子供の商業的性的搾取の防止を目指し、冊子「インターネット上の子供の安全ガイド」を発行した。教育機関などに配布し、子供の安全なインターネット利用に役立てる。

 エクパットは“子供の商業的性的搾取”(以下CSEC)問題へ取り組むNGOで、国際NGO「ECPAT International」と連係した活動を展開している。「ECPAT International」では、インターネットの普及やPC技術の進化に伴い、こうした技術が児童買春や児童ポルノといったCSEC行為に利用されている状況があると指摘。これを改善するため、教育者や保護者に向けて注意を促し、子供が安全にインターネットを利用するためのノウハウをまとめた「Protecting Children Online:An ECPAT Guide」を2000年にイギリスで発行した。この冊子が高い評価を受けてタイ語など他の言語への翻訳が始まり、今回日本語版の「インターネット上の子供の安全ガイド」がエクパットから発行されることになった。発行にあたっては英国外務連邦省からの資金援助を受けたという。

ガイドの翻訳を担当したエクパット・宇佐美昌伸氏
 「インターネット上の子供の安全ガイド」では、メールやWeb、チャットといった仕組みの解説から、なぜ児童ポルノが問題なのか、また児童ポルノ流通者がよく利用するITサービスや技術などについて詳しく解説している。途中でこれまでに報告された事例や、表現の自由に関連した裁判事例も取り上げ、さらに今すぐできる行動として、フィルタリング/レイティングソフトの活用や、子供に“ネットスマート・ルール”を教えるといった提案も盛り込んでいる。

 エクパットではこのガイドを教育機関や行政機関、インターネット関係団体などに配布し、普及を促していく。

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[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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