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http://www.gartner.co.jp/press/pr20020327.html
ガートナー ジャパン株式会社は、ビジネスマンを対象とした電子メール利用実態調査の結果を発表した。
これは首都圏のビジネスマン約500人(1,000人に実施、うち有効回答数は498人)を対象に調査を行なったもので、業務やプライベートで1日何通のメールを受けているか、メールの処理に使う時間はどれくらいかといった内容をまとめている。
調査によると、ビジネスマンがPCで受け取るメールは1日平均で61.5通。電子メールの処理には、会社内で3.5時間、自宅・出先などで0.7時間、1日平均で計4.2時間を費やしていることが明らかになった。また“会社から帰宅後(75.6%)”、“休日(79.9%)”、“通勤途中にモバイルで(11.2%)”…と、いわばプライベートの時間を電子メール処理に費やす傾向も高くなっている。PC以外では、携帯電話によるメール閲覧は1日平均0.3時間、PDAでは0.06時間となる。
ガートナー ジャパンの主席アナリストである志賀嘉津士氏は、「今回の結果はユビキュタス・コンピューティングが進展していることの裏付けと見られる。その一方で“電子メールに追われ仕事時間が増えた”と訴えるユーザーも増えており、モバイル機器を含んだ効果的かつシームレスな電子メール処理のコラボレーション環境の需要が高まってきている」と分析している。
(2002/3/27)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]