【ソフトウェア】

「Mozilla 1.0」が最終テスト段階に~シェア挽回は成るか

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 Netscapeが母体となっているオープンソースブラウザー「Mozilla」の初めてのメジャーリリース「Mozilla1.0」が製品開発の最終段階に入っていることが27日明らかになった。

 Mozillaのサイトで公開されているMozillaの開発進捗状況によると、27日に開発ツリーが「凍結」された。これはよほど大きなバグやその他の問題が見つからない限り、新しくコードを書き換えることが許可されない状態であり、最終テストに専念する段階に達したことを意味している。

 Mozilla開発に携わっている開発者のコメントがさまざまなWebサイトに掲載されているが、現在のところ初めてのメジャーリリースとして期待に添う内容に仕上がっているようだ。しかし、他社のブラウザーと同様に、依然としてバグが多数含まれているのも事実で、「1.0.1」が安定バージョンになるとの見方もある。1.0リリース後の日程も既に発表されており、Mozilla開発チームは1.0がリリースされた後もこれらのバグを修復することに勢力を注ぐ予定となっている。

 開発ツリーが凍結された27日は、Mozilla開発日程通りとなっているが、最終的なリリースがいつになるかの予定は今のところ公表されておらず、最終的なテストが終わり次第リリースされるものと考えられる。

 なお27日発表された米WebSideStoryのブラウザーシェア調査結果によれば、Netscape/Mozillaのシェアは現在7%と大幅に落ち込んでいる。Mozillaは、このメジャーリリースにより巻き返しを図る。

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(2002/3/28)

[Reported by taiga@scientist.com]


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