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http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-03/sunflash.20020327.4.html
米Sun Microsystemsは27日、統合技術やポータルなどからなる、Webサービスの統合フレームワークを発表した。同社では、Webサービスプラットフォーム「Sun ONE」を強化し、企業ポータルを介したWebサービスとして情報管理や業務処理を容易に構築できるソリューションを提供する
統合フレームワークには、サーバー製品「iPlanet Integration Server」での「iPlanet XML Adapter Designer (XAD) Toolkit」導入や、Webサービス記述言語「Web Services Description Languages(WSDL)」への対応が含まれている。iPlanet XAD Toolkitは、XMLアダプターの構築や展開を行なうためのフレームワークを提供するツール。これにより、開発者はWebポータルや携帯端末から使用する業務処理において、バックエンドのシステムを迅速かつ簡単に統合できるようになる。さらに、WSDLに対応することで、再利用可能なWebサービスの業務処理管理が可能になる。
ほかには「iPlanet Portal Server」での「J2EE Connector Architecture」へのネイティブな対応、Java開発者コミュニティ「Java Community Process」(JCP)を通じて新たなAPI「Portlet API」を開発する計画なども用意されている。
また、Sunが同日発表した新しいJavaの要求仕様(JSR)「JSR #168」は初のポータル用APIで、ポータルの開発を容易にする共通開発手法を提供するもの。さらに、ポータル環境でWebサービスを運用する方法を標準化する「OASIS Web Services Remote Portal」(WSRP)にも取り組んでいく。
(2002/3/28)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]