【調査結果】

マルチメディア総合研究所、ADSL加入者の調査結果を発表
~上位4社でシェアの76%を占有、総数では200万人を突破

■URL
http://www.m2ri.co.jp/newsreleases/020328.htm
http://www.soumu.go.jp/

 マルチメディア総合研究所は28日、2002年2月末段階でのADSL加入者数が、207万6,300人と200万人の大台を突破したと発表した。

 この調査は、マルチメディア総合研究所が2001年9月より開始したもので、結果を発表したのは、今回が2回目となる。調査によると、2001年12月末には152万4,300人だったものが、2ヶ月間で55万2,000人増加している。また、2001年9月からの5ヶ月間の平均では、月間28万5,000人の増加となっている。

 回線業者別の調査では、Yahoo!BBが21.9%で1位、NTT東日本が21.7%、NTT西日本が18.3%、アッカ・ネットワークスが14.4%と、上位4社でシェアの76.3%を占有していることになる。この中で特にアッカ・ネットワークスは、提携ISPなどのキャンペーンが功を奏し、月間増加数が1月6万2,000人、2月8万6,000人と、2位のNTT東日本を大きく凌ぐ増加を見せている。

マルチメディア総合研究所が発表した「ADSL回線事業者のシェアの割合」の推移
アッカ・ネットワークスが4.5%上昇している

 これらの調査から、マルチメディア総合研究所では「ISPの受注状況から判断すると、今後もアッカ・ネットワークスのシェアは増加する見通しにあり、BBテクノロジー、NTT東西、アッカ・ネットワークスの大手4社によるシェア争いはさらに激化しそうだ。さらに5位のイー・アクセス、6位の日本テレコムも順調に加入者を伸ばしており、大手6事業者が今後も拡大するADSL市場を牽引する」と予測している。

 また、総務省は29日、ADSLにCATVや光ファイバーを含めた「ブロードバンド利用者」が約350万人に達したと発表した。発表によると、350万人の内訳は、ADSLが207万6,000人、CATVが139万9,000人、光ファイバーが1万8,188人となっている。

(2002/3/29)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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