【調査結果】

子供の有無によって女性のインターネット利用に差違~米調査

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http://ir.jmm.com/ireye/ir_site.zhtml?ticker=JMXI&script=410&layout=-6&item_id=280689

 米Jupiter Media Metrixは18日、子供の有無による女性のインターネット利用の差違に関する調査報告を発表した。それによると、米国の子供を持つ女性では、持たない女性に比べて、インターネットの利用がTVの視聴習慣に大きな影響を及ぼしているとのこと。

 同調査によると、子供を持つ女性の44%が「インターネットの利用によってTVの視聴時間が減少した」と答えている。子供を持つ女性はインターネットの利用目的として、ゲーム(29%)、音楽のダウンロード(29%)、学校の宿題や課題用の調査(40%)などを挙げている。一方、子供を持たない女性は、インターネットを実用的な目的に利用する傾向が高く、旅行の手配(54%)、仕事用の調査(41%)、株価のチェック(20%)、ニュースの閲覧(47%)などを挙げている。

 このようなオンライン活動の差異に加え、Webサイトの訪問習慣やオンラインショッピングのパターンにも差異が見られる。子供を持つ女性の41%は、他では買えないものをオンラインで購入すると回答。これらの女性は、オンラインで得たクーポンを利用する傾向が高く、23%が地域サービスに、50%が食品に、43%が家庭用品に利用すると回答。一方、子供を持たない女性はブランドに引かれる傾向が高く、ブランドによって自分がよく見えると答えた女性は20%で、子供を持つ女性の14%を上回った。

 さらに、Jupiterのアナリストによると、子供を持たない女性は子供を持つ女性に比べてより多くの費用をオンラインで費やしている。過去3カ月間に100ドル以上費やした女性は、子供を持たない女性では63%だが、子供を持つ女性では52%。逆に、過去3カ月間に費やした費用が100ドル以下だったのは、子供を持つ女性では47%に対し、子供を持たない女性ではわずか35%だった。Jupiterのアナリストは、この結果は自由になる収入の違いに起因するものだと分析している。

(2002/4/19)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

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