【調査結果】

世界の家庭インターネット人口、中国が米国に次いで2位に躍進~米調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020422_eratings.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは22日、世界の家庭インターネット人口に関する調査報告を発表した。それによると、中国の家庭インターネット人口が5,660万人に達し、アジア太平洋地域で首位、世界では米国に次いで2位を確保した。アジア太平洋地域の家庭インターネット人口は、2位は日本で5,130万人、3位は韓国(2,780万人)、4位が台湾(1,160万人)と続いている。

 同社は2002年第1四半期、中国で固定電話を持つ1,000世帯を対象に調査を実施。調査対象地域は、中国人口の95%、インターネット人口の97.5%をカバーするという。同調査によると、中国家庭のインターネット普及率は5%で、家庭ユーザー数は5,660万人に達する。中国情報省によると、新規ユーザーは毎月5~6%増加しており、この伸び率が続けば、3~4年後にはインターネット普及率が25%、家庭ユーザー数が2億5,700万人に達する見込みだという。Nielsen//NetRatingsのHugh Bloch氏は、固定電話の世帯普及率は現在35.6%だが、この普及率が上がれば、インターネット人口はさらに増加し、莫大な市場機会を提供すると指摘している。

 また同調査によると、中国の家庭ユーザーの中心は16~34歳の男性で、週に2回以上インターネットを利用する16歳以上のユーザーの80%を占めている。家庭以外でもインターネットを利用しているユーザーが主な利用場所として挙げたのは、家庭が53%、インターネットカフェが27%、職場が24%だった。

(2002/4/22)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.