【ソフトウェア】

ISS、無線LANシステムの脆弱性を探すソフトの発売を開始

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http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press02/WirelessScanner_042402.html
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「Wireless Scanner v1.0」の動作画面

 インターネット セキュリティ システムズ株式会社(以下、ISS)は、無線LANシステムの脆弱性を探すソフト「Wireless Scanner v1.0」の発売を開始した。料金は利用料として年額100万円。

 「Wireless Scanner v1.0」は、ノートPCにインストールすることによって、移動しながら無線LANシステムの脆弱性を探すソフト。ノートPCを持ち運びながら、社内などの無線LANアクセスポイントを探し出すことによって、それぞれのアクセスポイントについて、脆弱性の検出などを行なう。ただし、インストールするノートPCはIEEE802.11bに準拠した無線LANカードなどを装備している必要がある。

 「Wireless Scanner v1.0」は、アクセスポイントを検出すると、セキュリティーの評価や日本語によるレポートなどを行なう。実際に脆弱性が発見された場合は、その修復方法のアドバイスを行なう。これを応用して、社内無線LANシステムの脆弱性検査や、外部の企業に対しての脆弱性監査コンサルティング業務などに利用できるという。

 ISSによると、「無線LANは、システムが比較的安価になってきたこともあり、非常に普及してきている。しかし、その殆どのセキュリティーが手付かずになったままだ。『Wireless Scanner v1.0』で実際に検査してみると、私たちが想像している以上に脆弱性が発見されている。企業の管理者なども無線LANに関しては、正しい設定方法が分からない場合が多いようだ。たった一箇所のアクセスポイントに脆弱性があることで、社内LANに入り込めることを考えると、危険性は非常に高い」とのこと。

(2002/4/25)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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