【規格】

W3C、次期版「XML 1.1」の最終ドラフト仕様を公開

■URL
http://www.w3.org/TR/2002/WD-xml11-20020425/

 Web技術の標準化団体W3Cは25日、次期版「XML 1.1」の最終ドラフト仕様「Last Call Working Draft」を公開した。XML 1.1はこれまで、「XML Blueberry」と呼ばれていたもので、XML 1.0を拡張した仕様。

 Last Call Working Draftの公開は、最終仕様の勧告に向けたもので、W3Cメンバーや他の関連機関のレビューを経て、W3C勧告となる予定。レビュー期間は2002年6月28日までで、W3Cに寄せられた意見をフィードバックして、W3Cは最終仕様を勧告する。

 XML 1.1では主に、Unicode関連仕様を拡張した。W3CがXML 1.0を勧告した時点では、Unicodeのバージョンは2.0だったが、現在のバージョンは3.1。XML 1.0ではUnicode2.0以降で定義された文字にも対応しているが、要素種類名、属性名などのXMLネームには利用できない。このような問題を解消するため、XML 1.1ではUnicode2.0以降で定義された文字をXMLネームに利用できるようにした。

(2002/4/26)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

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